金沢区・磯子区 社会
公開日:2023.04.13
地域防災のチカラ
昼夜問わず安否確認を
金沢区・六浦ハイタウン町内会
金沢区の六浦ハイタウン町内会は毎月11日、黄色いたすきを使った安否確認訓練を行っている。家の扉や門などにたすきを結び付けて無事を示し、付いていない家庭は訪問して状況を確認。同町内会の「安心・安全な町づくりを考える会」が企画し、約6年にわたり続けられている。
「災害が増える中で、自分たちで助け合える関係を作らなければと思った」と同会の栗崎尚子代表。地域全体が連携して災害に備える体制を作ろうと2015年に同会を立ち上げ、たすきによる安否確認訓練は翌年からスタート。地道に続けてきたことで町内会内でも「徐々に広がっている実感がある」という声があがる。
さらに、たすきでは判別が難しい夜間の安否確認を想定し、今年度は新たにライトの製作に取り組む。「助けが必要なら赤、無事なら青をつけ、何もついていない家は声をかける」と考案した同会の畑周明さん。ペットボトルやLEDなどの材料を組み合わせ、24時間問わず住民の安否を確認できる体制づくりを進めていく。
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