6月1日、2日に行われる第43回横浜開港祭実行委員会の委員長を務める 川本 泰之さん 中区在住 35歳
横浜のにぎわいこの先も
○…5年ぶりの土日開催となる横浜開港祭。2020年からはコロナの感染拡大や天候不良などで規模の縮小を余儀なくされた。「主催側でフル開催を経験していない不安もある」というが、「続いてきた伝統や歴史を守れるように、安全に楽しんでもらいたい」と混雑緩和や警備に力を入れる。
○…生まれも育ちも横浜。慶應義塾大学時代には47都道府県全てを訪れたり、米国西海岸約2000Kmをリュック1つで旅したり、ホノルルマラソンに出場したりと興味を持ったことには、とことん挑戦した。多様な街を見る中で「働くならモチベーションを上げられる横浜で、地元を元気にしたい」と横浜銀行に就職。その後、神奈川県に出向しインバウンドの推進などに携わった。「20代でいろいろな世界を見られたのは大きかった」と振り返る。19年に父が社長を務める川本工業(株)に入社。同年、横浜青年会議所に入会した。
○…仕事や開港祭の準備で忙しい中、昨年生まれた娘と過ごすのが安らぎの時間。「奥さんと娘も開港祭には来てくれる。こんなことをやっていたのかと知ってもらえたら」と頬を緩ませる。「演劇の街でもあったと若者に知ってもらいたい」との思いから、横浜の歴史を演劇を通じて発信している(一社)横浜夢座の副代表理事としても活動。地元への思いは人一倍だ。
○…サブテーマは「〜いつもここから なにかがはじまる〜」。開港165年を迎える横浜は多様な文化が入り、日本を世界へ発信していった拠点。「始まりの場所であるここからワクワクを広げていきたい」と意気込む。今年は臨港パークに加え、日本丸なども会場にし、回遊性を図る。「観光と経済の活性化、にぎわいが作れたら」
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