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公開日:2026.02.19
金沢区三師会嚥下在宅チーム
食べる喜び、多職種で支える
3月15日、無料の市民公開講座
最期まで自分の口で食べること―。それは、多くの人にとって切実な願いではないだろうか。金沢区内でも在宅療養者で摂食嚥下障害が増加する中、2018年に金沢区三師会嚥下在宅チーム(河合敏代表)を結成。3月15日(日)には「食べるを支える」をテーマにした市民公開講座を金沢公会堂で開催する。
横浜市で先駆的な嚥下在宅チーム
金沢区三師会(河本和行会長)は、誤嚥性肺炎の予防や嚥下機能評価、適切な食形態の提案、嚥下リハビリを通じて「食べる喜び」を維持・向上させることを目的に横浜市で先駆けとなる嚥下在宅チームを発足。医師、歯科医師、薬剤師、管理栄養士、言語聴覚士、訪問看護師、介護職など多職種が連携することで、在宅療養者が住み慣れた自宅で穏やかに過ごせるように支援している。
チームの最大の特徴は、多職種による包括的な連携体制だ。在宅医を窓口とし、耳鼻咽喉科医による訪問での嚥下内視鏡検査(VE)による機能評価、歯科医師による口腔ケア、薬剤師による服薬調整、言語聴覚士によるリハビリ、管理栄養士は「食べる楽しみ」を尊重し食事内容を提案、QOLの向上を目指す。さらに、ケアマネジャーによる生活支援が一体となって行われる。こうした取り組みを周知するために、パンフレットも作成。講演会でも配布する予定だ。
講演会を前に、耳鼻咽喉科医でもある河合敏代表に話を聞いた。
「寿命とあきらめないで」
―多職種が連携した「嚥下在宅チーム」として支援体制が整っている地域は少ないそうですね。
河合 横浜市内では金沢区が他の地域に先駆けて結成しました。金沢区では医師、歯科医師、薬剤師が一体となった三師会が長年一緒に活動してきた土俵があったからできたのだと思います。多職種連携といっても一朝一夕ではいかない。懇親を兼ねた勉強会を年に4〜6回、積み重ね、いまに至っています。現在は8つの専門職、18人で活動しています。
―チームで活動することのメリットは。
河合 一人の患者さんをそれぞれの専門職の立場で相談したり、知恵を絞ってサポートできることだと思います。
―地域の方々に何を伝えたいですか。
河合 嚥下障害は寿命だと思われがちですが、簡単にあきらめないでほしいです。嚥下機能を評価する検査法があり、これまで検査してきた117人のうち、絶飲食だった43人の約2割は経口摂取(飲食)が可能な状態だったことが分かっています。また、どういうタイプの嚥下障害か判定することで、リハビリ方法も変わってきます。
不安な時は気軽に相談を
嚥下機能を評価せずに不必要な食事の制限をするべきではないと私は思っています。適切な嚥下機能評価をしないと何も始まらない。「死ぬ前にバナナを食べたい」という寝たきりで禁食だった方の願いをかなえて差し上げたことがあります。稀ですが、胃ろうの方で3食口から食べられるようになったケースもあります。食べられる期間を少しでも延長できるように、チームで知恵を絞って対策を練っていけたらと思います。
―最後にメッセージをお願いします。
飲み込みが悪くなった時もあきらめずに対処方法を一緒に探っていきましょう。嚥下で不安やお困りの方は気軽に公開講座へお越しください。
当日は体組成計による身体チェック・握力測定もできます。また、介護食の宅配弁当の試食コーナーもあり、楽しみながら「食べる力」を見つめ直す機会となっています。
市民公開講座の申し込み、問い合わせは金沢区三師会在宅医療相談室【電話】045・782・5031(平日9時〜17時)。
一般社団法人金沢区三師会 金沢区在宅医療相談室
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横浜市金沢区金沢町48番地
TEL:045-782-5031
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