磯子区役所はこのほど、2012年度の区政運営方針を公表した。『地域の人たちとともにつくる暮らしやすいまち・いそごをめざして』を基本目標に定め、達成のための具体策として、部や課を超えた連携による「チーム磯子」総合力の発揮など3つの運営姿勢と、4つの施策を掲げている。
区では運営方針の策定にあたって、高齢化率や自治会加入率といった区の状況を分析。また、区事業評価委員会からの提言を踏まえ、「区の特色・財産である地域のつながりや地域力・区民力がより強化され充実するよう取り組むとともに、区民からのニーズが高い高齢者の見守り、地域の支え合いや子育て支援の取組を推進する」ことを、基本目標に盛り込んだ。
これらの目標達成に向けた施策として、運営方針では4項目を掲げている。また、それぞれの事業では目標とする具体的な指標も併せて掲載。区では「区民にとって分かりやすく、また職員も実施に際して取り組みやすくなる」と、その効果に期待を寄せている。
具体的には、1つ目の施策として「にぎわいと魅力あふれるまちづくり」を設定。地域活動の活性化や商店街の振興、文化活動の支援を通じた愛着を持てるまちづくりを重点事業とし、区役所駐車場での商店街朝市実施や青少年対象の文化イベント開催、地域活動の担い手発掘をめざした講座開催などを挙げている。
2つ目の施策は「安全・安心で地球にやさしいまちづくり」。区民とともに守る防災防犯体制の整備や地球温暖化防止などを掲げ、防災マップ改訂や、区内初となる杉田・新杉田両駅周辺のバリアフリー基本構想策定に向けた地域部会の開催、コンテスト実施によるグリーンカーテンの育成推進などを盛り込んでいる。
3つ目の「いきいきと元気に暮らせるまちづくり」では、子育て応援や「スイッチON磯子II」推進を中心に、認知症サポーター養成講座の実施や子育て応援隊の登録人数増加、保育所の新規整備などによる待機児童の解消などを挙げる。
4つ目「信頼と満足の区民サービス提供」では、ホームページや広報などを活用した効果的で分かりやすい区政PR推進や職員へのもてなし研修の実施、窓口力向上などを盛り込んだ。
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