磯子区はこのほど、2013年度の区制運営方針を公表した。前年度に引き続き、『地域の人たちとともにつくる暮らしやすいまち・いそごをめざして』を基本目標に定め、地域がつながりや地域力を発揮し、それぞれの地域の課題解決に取り組むことを、区が支援していく方針を示している。
区では、運営方針の策定にあたって、高齢化率や自治会町内会の加入率など区の状況を分析。また、地域代表者6人と大学教授1人からなる区事業評価委員会からの提言などを踏まえ、「区の特色・財産である地域のつながりや地域力・区民力がより発揮され、磯子に暮らす人々が世代を超えてつながり、誰もが『好きです』といってくれる”暮らしやすいまち”」をめざすことを目標に掲げる。
その達成のため、【1】安全・安心を実感できるまち【2】地域の力を生かした魅力・活気あふれるまち【3】ともに支えあう、ぬくもりのあるまちの3項目を主要な施策として定めている。また、それぞれの事業では区独自の取り組みとして、項目ごとに目標数字を含めた指標を明記。「見える化」することで、進ちょく具合や結果に対する検証ができるようにしている。
具体的施策として、【1】安全・安心を実感できるまちでは、防災マップの配布や防災計画の改訂と周知、自治会町内会による災害時の要援護者支援への取り組みへの働きかけ、磯子産業道路での自転車レーン整備など、防災対策や減災意識啓発、防犯、交通安全対策を盛り込んでいる。
【2】地域の力を生かした魅力・活気あふれるまちでは、杉田劇場との共催による音楽祭や昨年に引き続いてのダンスまつり開催、産業道路を使ったパレードの実施など磯子まつりの充実、商店街朝市の継続、磯子の逸品の追加認定、こどもエコフェスタ開催などを計画。文化や地域のにぎわいづくり、地球環境保護啓発などに取り組む。
【3】ともに支えあう、ぬくもりのあるまちでは、地域での要援護者支援拡充など「スイッチON磯子II」の推進、保健活動推進委員を中心とした体力測定会実施など地域住民による健康づくり、ママ会実施による子育て仲間づくりなどを通じた子育て環境の充実、「磯子エンディングノート」講座による自ら老いを考えるきっかけの提供など、高齢者や障害者の暮らし支援を盛り込んだ。
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