磯子区版 掲載号:2015年6月25日号 エリアトップへ

介護の悩み、「つどい」で解消 負担軽減も参加者増えず

社会

掲載号:2015年6月25日号

  • LINE
  • hatena
介護状況について情報交換する参加者たち
介護状況について情報交換する参加者たち

 介護者同士で介護の悩み相談などを行う「介護者のつどい」。高齢化率が市内5番目の磯子区では、区内すべての地域ケアプラザで開催されている。介護者の身体的・精神的な負担を軽減する効果がある一方、参加者は伸び悩んでいる。

 高齢化率25%を超える磯子区では、2015年3月末時点で7435人の要介護認定者がいる。認知症や寝たきりなど状況はそれぞれだが、家庭や施設などで介護が行われている。

 家庭での介護を担う介護者は、その負担の大きさから仕事を退職したり体調を崩したりと、様々な問題を抱えている。介護疲れが虐待などにつながるケースもあり、介護者の悩みや不安の解消も課題とされる。

 自宅で認知症の母親を介護していた女性は、母親から他人と思われ、家から何度も追い出された。「肉親でも面倒を見きれないと思うほど。このままでは自分がおかしくなってしまうと思った」。自身も要介護認定者でありながら妻を介護する男性も「全部自分が面倒を見なければと思っていた」と振り返る。

経験者の共感、励みに

 区内7つの地域ケアプラザでは、介護の情報交換や悩み相談など、介護者への支援を目的とした「介護者のつどい」を開催している。6月18日に屏風ヶ浦地域ケアプラザで行われた会では、職員と区の保健師が立ち会う中、参加者同士が介護経験などを語り合った。

 参加者は「同じ経験をしている人の話は参考になるし、励みになる」「介護歴の長い人に色々教わったり、悩みに共感してもらい楽になった」と笑顔を浮かべる。

 各ケアプラザの「介護者のつどい」の参加者は毎回5人ほど。参加者が増えない理由について区の担当者は「介護者に時間と心の余裕がない、家庭の問題を他人に相談しづらい、普段からケアプラザを利用していないため参加しづらいという思いがあるのではないか」と話す。区では、地域ケアプラザと連携し会についての周知を進めるとし「より多くの介護者に足を運んでもらい、負担軽減に役立ててほしい」と考えている。

磯子区版のトップニュース最新6

ご当地ソングを制作

杉田小6年3組

ご当地ソングを制作 教育

まちの魅力を歌で発信

2月23日号

区制90周年事業を核に

2017年度磯子区予算案

区制90周年事業を核に 政治

自主事業に9,817万円

2月23日号

旧耐震基準宅を戸別訪問

横浜市

旧耐震基準宅を戸別訪問 社会

熊本地震受け啓発強化

2月16日号

動画で魅力・歴史を発信

磯子区

動画で魅力・歴史を発信 文化

区制90周年機に

2月16日号

一般会計実質1.3%減

市新年度予算案

一般会計実質1.3%減 政治

子育てなどに投資

2月9日号

洋光台に地域交流カフェ

洋光台に地域交流カフェ 文化

市民団体が運営

2月9日号