横浜市立汐見台小学校(上野知己校長/児童数809人)が今年創立50周年を迎えた。今月12日には記念式典と祝賀会が開かれ、学校関係者や周辺住民などが半世紀となる節目を祝った。
同校は、1965(昭和40)年9月に横浜市立浜小学校汐見台分校として開設。1967(昭和42)年4月、横浜市立汐見台小学校として独立開校した。
主に、根岸湾の埋め立て地に進出する企業の従業員に対して建設された汐見台団地に住む児童の受け入れ校とされた。
児童数は、創立5周年の1972(昭和47)年には約1400人に。以降徐々に減少し、2004年にはピーク時の約3分の1となる433人まで減った。一方、近年学校周辺のマンション建設などにより児童数は増加に転じ今年は809人が通う。少子高齢化で児童数が減少傾向にある中、市内でも珍しい児童が増加している学校となっている。
「地域に必要な学校に」
12日に行われた記念式典、祝賀会には、横浜市教育委員会教育次長の小林力氏や磯子区の小林正幸区長をはじめ、歴代の校長や自治会・町内会関係者ら約120人が参加。50周年記念実行委員会の飯塚昇委員長=人物風土記で紹介=は式典で「児童は現在つぼみの状態。いつの日か花をさかせる日まで成長を見守って頂ければ」とあいさつした。上野校長も周年を振り返りながら「50年の歳月とともに築きあげられた保護者や地域の願いは私たちに脈々と受け継がれ、本校の教育活動の支えとなっている。自然豊かな汐見台で皆さまの温かい眼差しに見守られながら、家庭、地域に必要とされる学校づくりに励んでいきたい」と話した。アトラクションではPTAのコーラス部員によるコーラスが披露され、節目に華をそえた。祝賀会では50周年を振り返る記念VTRが流された。
また、前日の11日には児童らによる祝う会も開かれ、昨年児童が作詞作曲した創立50周年を祝う歌「四つの宝汐見台」を合唱した。歴史を学ぶクイズや各学年が出し物を披露し児童らも50周年を祝った。
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