日本共産党 横浜市会議員 みわ智恵美 市政報告 市民生活支える事業を中心に
横浜市の新年度予算は、施設整備費を前年度比3割増(約2500億円増)としました。その中心は、2020東京オリンピック・パラリンピックに間に合わせるとした高速道路、新市庁舎、港湾整備といった大型公共事業への投資です。
3月に行った総合審査で私は、この新年度予算編成のあり方を見直すよう林文子市長に進言しました。大型公共事業を見直せば、崖地の防災対策を強く進め、小学校の給食費を値上げせずに済むのです。また中学校で栄養バランスのとれた給食を実現することも可能になり、国民健康保険料の値上げも中止できると市長に訴えました。
港南台・中学校予定地
まちづくりの点では2つの指摘をしました。1つ目は港南台「中学校予定地」の問題です。三菱地所が所有する神奈川区の土地で子安小学校の新校舎が建設中ですが、同土地の等価交換として港南台の同地が候補になっているのです。
同社はマンション建設などを目指しています。しかし、同土地は地域住民や子どもたちがスポーツや交流、防災の場として使用しています。住民の皆さんがこのほど「港南台中学校予定地売却問題連絡会」を発足し、撤回を求めています。
市は元の土地との等価交換を行い、不足分は市債発行で補うべきです。
上郷町猿田地区開発
もう1つは栄区上郷町猿田地区の開発です。市は先日、都市計画決定をしましたが、同地区の開発は安全性が不安な盛土の上に更に盛土を重ねる大規模盛土造成地となります。驚くべきことに、大地震の際に滑動崩落の危険がある土地として市は市民に警告しています。
市長はあくまで「バランスのとれた計画」と言いますが、本当に市民の安全が担保されているかは疑問です。また、一度失われた緑はあとで取り戻すことはできません。
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