港南区・栄区 人物風土記
公開日:2026.05.14
港南消防署長に就任した 猪狩 正三(まさみ)さん 港南区在勤 56歳
消防の道へ、一意専心
○…「初めて配属されたのが港南区なんです」。新人消防士の青年が30年以上の時を経て港南区民の防火・防災のリーダーとして帰ってきた。初の署長職に「嬉しいというよりも、身が引き締まる思い」と責任感を滲ませる。約170人の署員へ伝えたことは2点。「上司・部下・同僚の間でフェア(公正)であること、そしてお互いの知識や技能を還元し合うこと」を求めた。今よりさらに良い環境が「区民を守ることにつながる」と力強く語る。
○…福島県出身。小学6年生の時に児童会長を務めており、1日消防士の一人として参加した。「人のために存在する職業はたくさんあるけれど、ハートを掴まれて、憧れた」。現役消防士の業務内容や車両見学、立ち入り検査などを体験。大学進学後に消防士兄弟の米国映画『バックドラフト』が公開され、「完全に思い込んでしまった」。消防の道にあこがれ続け、一意専心。卒業後に横浜市消防学校へ。
○…6カ月の消防学校での学びを終え、港南区の野庭救助隊へ暫定配置された。中学時代の野球肘手術の影響で痛みがあり救助隊として一人前になる前に「挫折した」。その後、放射性物質や生物剤、化学剤のNBC災害の専門部隊「特殊災害対応隊」を希望し、資格要件を満たし配置。「自分自身を成長させるために奮闘した」。さまざまな経験を積み、東日本大震災発生後の4月には神奈川県隊副隊長として福島県の支援に向かった。
○…「自分ごととして大規模災害を捉えてもらい、今来る危険性をどのように区民へ伝えるのか」。昨年末、見直された首都直下地震の人的被害は全体で約1・8万人。「消防人として防災意識を高めてもらうことが私の役目」。防火・防災の指揮官が舵を取る。
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