利用者数の減少から赤字運営となり、2010年に閉鎖となっていたベイブリッジ併設の歩行者専用道路「横浜スカイウォーク」(鶴見区大黒ふ頭)が復活する。横浜市は今年度予算に補修費用などで9500万円を計上。19年4月の再オープンを目指すとしている。
スカイウォークは1989年、全国初の自動車専用道路併設の歩行者道路として開通。横浜港が一望できるスポットとして人気を博し、鶴見区が区制80周年の際に区民公募により作成した「鶴見みどころ80」にも選ばれていた。閉鎖以降は、最低限の保存・管理のみがされている状況となっている。
税関などに合わせ
再利活用は横浜港に寄港する客船の大型化が主な理由。市によると、昨年の横浜港への客船寄港数は過去最多の178回に上り、今年に入って予約で約200回とさらに上回る見通し。
大黒ふ頭ではベイブリッジをくぐり、大さん橋を利用できない大型客船の受け入れも可能なため、国と市は岸壁やCIQ(税関等)施設の整備に着手。客船に対する市民の関心の高まりもあり、整備に合わせる形で見学施設としてスカイウォークの再利用に至った。
来年4月オープン
市は、オープン後の利用法について今後検討する方針だが、閉鎖前のような「休まずに営業することはない」とする。
再オープンは19年4月ごろ。同年4月と5月に、世界で最も有名とされる豪華客船のクイーンエリザベス号が、整備中の大黒ふ頭新施設で日本初の連続発着を予定しており、間に合うように補修を進めるとしている。
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