火災や地震の災害時に福祉施設利用者の避難誘導などを町内会が支援する協定を結ぶ取り組みが各地で広がっている――。港南台西自治会(上之原千佳乃会長)とニチイケアセンター港南台(経営=株式会社ニチイ学館)が11月20日、災害発生時の消防応援について相互に協力し合う協定を結んだ。
区内では1993年から各町内会と福祉施設が応援協定を結ぶ取り組みが進み、今回で13施設目となる。
協定内容は▽施設で災害が発生した場合、初期消火、避難誘導、応急救援活動などを同自治会が協力する▽同自治会会員の家屋に損害が生じた場合、同センターは可能な範囲で避難場所を提供する――となっている。
上之原会長は「防災はみんなが繋がってできること。災害時にはなるだけ被害を抑えられるように努めたい」と話した。同センターの田中有宇子センター長は「地域の方と信頼関係を結ぶ機会にもなった。防災だけでなく利用者と地域の方々が交流できるようなことも考えていきたい」と語った。式には港南消防署の秋元雅彦署長も立ち会った。
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