港南区・栄区版 掲載号:2020年3月26日号 エリアトップへ

(一社)横浜相撲甚句会の会長を務める 那須 健二さん 保土ケ谷区在住 80歳

掲載号:2020年3月26日号

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誇り抱き相撲甚句を普及

 ○…江戸時代に始まり、大相撲の地方巡業などで力士らが唄う「相撲甚句」。人気力士や日常生活、地方の郷土文化を七五調の歌詞に盛り込んだ伝統芸能だ。相撲甚句の普及を進める(一社)横浜相撲甚句会の会長を2010年から務め、関東や全国の甚句会にも出演している。「相撲甚句は声と手拍子だけでできる芸。唄う楽しみも、様々な歌詞を聴く楽しみもある」と笑う。

 ○…同会は1997年に発足。現在は約20人が所属しており、西区の西地区センターで月2回の稽古に励む。施設利用などの点でメリットがあることから、昨年3月には一般社団法人化した。「もっと多くの方に相撲甚句を知って楽しんでもらいたい。そして、会員にも自分たちの活動に誇りを持ってもらえたら」。一歩ずつ普及への歩みを進めながら、会員を力強く見守る。

 ○…熊本県出身。子どもの頃から体格に関係なく勝負にのぞむ相撲が好きで、観戦後に立ち寄ったちゃんこ屋で流れていた相撲甚句に親しんだ。高校生で横浜市に引越し、20歳の時に空調機器などの開発会社に就職した。相撲は好きだったものの甚句には携わってこなかったため、定年退職間際に挑戦しようと奮起。広報誌で見た同会に入会し、保土ケ谷区のイベントをはじめ、文化体育館でも相撲甚句を披露してきた。

 ○…法人化して初めての相撲甚句神奈川大会を1月に市内で開催し、約500人が来場した。会場は立ち見客が出るほど盛況で「こんなにも興味を持ってくれている人が分かった」と手ごたえを感じたという。今後は会員増強にも注力する考えで、「施設訪問を通し、少しでも興味を持ってくれる仲間を増やしていきたい」。そんな思いを唄に込める。

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