コロナ禍でも地元商店街をPRしようと、YouTube上に動画で商店街の魅力を発信する動きが広がっている。港南区では市民ボランティアが中心となって横浜港南台商店会の飲食店にスポットを当て、また栄区では区役所が中心となって本郷台駅前の2商店会の紹介動画を配信している。
飲食店にスポット
横浜港南台商店会では従来から、会員と市民ボランティアが協力しながら、年に一度のペースで情報誌「港南台タウンカフェ通信ふ〜のん」を発行してきた。今年3月の発行に合わせた編集会議の中で「コロナ禍の影響の大きい『飲食店』にスポットを当てよう」との方針に至り、情報誌の取材と合わせて動画撮影も行うことにしたという。
配信されている動画では各店のスタッフが店舗を紹介しつつ、おすすめのメニューや店を営む上での思いなどを語っている。港南台タウンカフェを営む(株)イータウンの齋藤保代表取締役は「そのお店の常連さんでも、店主らと話したことがないという人も案外多く、知らなかった面を知れたとの声を頂いてる」と手応えを語る。
ラーメン店「龍ちゃん」の店主は「関心はあっても自分で動画配信するのはなかなか難しい。紹介してもらえるのはありがたい」と語る。
横浜FCとコラボ
栄区では区役所地域振興課が中心となり、栄区商店街連合会と連携して本郷台駅前の「本郷台駅前商店街」「本郷台駅前アーケード商店街」を横浜市のYouTubeチャンネルで紹介している。さらにサッカーJ1リーグの横浜FCともコラボしており、同クラブに所属する市川暉記(あきのり)選手と瀬古樹(たつき)選手が動画内で各商店会を紹介している。
栄区役所の担当者によると、現時点では商店会全体の紹介動画のみだが、今後は加盟店舗の紹介動画も順次公開していくという。
栄区商店街連合会の田鹿曜二会長は「動画をきっかけに地元商店街を知って、足を運んでもらえたら」と話している。
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