隠れた名曲を紹介
「大バッハの息子たちも素晴らしい作曲家だったんですが、父があまりに偉大すぎて、名曲でも一般には有名でないものがあるんです」――。港南区の上大岡出身で現在はドイツを拠点に活動を続けるピアニストの坂巻貴彦さん(29歳)が8月20日(金)、戸塚区民文化センター「さくらプラザ」のホールで公演を行う。「おしゃべりコンサート〜コトバと音で触れる想い〜」と題した公演で、知る人ぞ知るクラシックの名曲を披露する。
桜岡小、港南中出身の坂巻さんは5歳から叔母の手ほどきでピアノを始め、桐朋学園大学音楽学部を経て同研究生修了。ドイツに渡り、ケルン音楽舞踏大学のピアノ・ソリスト修士課程を最高得点で修了した。現在は同大フォルテピアノ修士課程でチェンバロなどの古楽奏法を研究している。
コンサートではシューベルト/リスト「アヴェ・マリア」、C.P.E.バッハ「自由な幻想曲 嬰へ短調」などを披露し、ピアニストの西川悟平さんをゲストに招いてブラームス「ハンガリー舞曲集より第1番ト短調」なども演奏する。
ドイツの暮らし紹介も
公演名に「おしゃべり」とある通り、演奏の合間のトークも坂巻さんのコンサートの魅力の一つ。楽曲や作曲家についての解説はもちろん、生活の拠点にしているドイツでの暮らしの様子もカジュアルに紹介し、好評を得ている。
坂巻さんは「コンサートを通じて、クラシックの面白さや、こんな曲もあるんだという発見につながったらうれしい。そしてほかのコンサートにも足を運んでみるきっかけになったら」と語る。
公演は午後3時からと6時30分からの2回公演。チケットは全席自由で当日一般3500円、学生1500円(前売りは500円引き)。
チケットはララクルジャパン(ウェブ、または【携帯電話】090・7384・0405)、さくらプラザ(窓口販売のみ)へ。
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