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公開日：2022.10.20
石井誠弁護士が答える
元気の出る法律相談(146)
弁護士と自分で交渉や訴訟をできるか？
Ｑ、私は他人に土地を賃貸しているのですが、借主の代理人弁護士から書面が届きました。費用を節約したいので、自分自身で交渉や訴訟を行いたいと考えていますが問題ありませんか。また、途中から弁護士にお願いできますか。
Ａ、どの段階で弁護士に依頼をするのかは自由です。現在はインターネット上で気になることをすぐ調べられるので、自ら交渉や訴訟対応をして費用を節約したいという方も一定数います。もっとも、早期に依頼をしないことでかえって費用がかかる事案も少なくありません。
相手に弁護士がついている場合、法律や裁判例等の知識を前提とした対応を取ってきます。その際、断片的、表面的な知識だけで対応すると、自らに不利な事実や証拠が積み重なるリスクがあります。例えば「正当事由」や「信頼関係の破壊」という抽象的概念の判断には困難が伴います。他の事案で根拠とされた事実が他の事案でも同じとは限らず、弁護士に依頼しようとした時には既に修正が困難か不可能なこともあります。
法律に関することは法律のプロである弁護士にお気軽にご相談下さい。
上大岡法律事務所
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