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公開日:2023.03.30
港南区社協
“寄付家電”で商連と連携
生活支援に新たな一手
社会的に支援が必要な人をサポートしている港南区社会福祉協議会(荻久保頼則会長)は港南区商店街連合会(本間泰輔会長)と連携し、大型家電や家具などを生活に困っている人へ寄付する取り組みを実施している。3月22日、両会が連携し、初めてエアコン設置が行われた。
寄付品は市社協が提携している遺品整理・福祉整理を行うメモリーズ(株)横浜支社(保土ケ谷区)が集めたものを活用。港南区社協を通じ、同社が集めた整理の際の日常的な家電製品や家具、生活用品等を生活困窮者へ寄付する仕組み。寄付品については同社まで取りに行く必要があり、冷蔵庫や洗濯機等の大型家電を運ぶ問題と洗濯機やエアコンの設置に関する専門的な技術が必要で、寄付物品があっても大きな家電を設置することが、区社協だけでは難しい問題があった。
運搬と設置等の問題を解消するため昨年夏頃、区社協担当者が横浜港南台商店会の安藤佳之会長に相談したところ快諾。区商連の理事会で安藤会長が同内容を打診すると、出席していた丸山台いちょう坂商店街、野庭団地ショッピングセンター、いずみプラザ上永谷商店会も賛同することが決まった。大型家電の運搬は無料。専門的な知識を要する設置はボランティア価格で各商店会が引き受ける形になった。
区社協と区商連が連携し22日、野庭町の60代男性宅にエアコンが設置された。5年程前からエアコンが故障しており、昨年夏も扇風機で暑さをしのいだそうだ。エアコンの設置・交換工事と専用電源配線工事は野庭団地ショッピングセンター会員企業のグッドフォーチュンが担当し、約2時間で完了した。
エアコンの試運転で送風口から冷気を感じた男性は「いいですね」と笑顔を見せた。協力商店会に感謝を示したうえで「これまで『助けてほしい』と声を上げることができなかった人に利用してもらえれば」と区社協担当者の山川英里さんは話している。
利用相談等は港南区社協【電話】045・841・0256へ。※寄付物品の提供は区社協が現地調査を行った上で判断する。
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