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港南区・栄区 人物風土記

公開日:2023.04.27

創立25周年を迎えた港南区芸能連合会の会長を務める
藤絵 松栄さん(本名:栄 タチ子)
港南区野庭町在住 79歳

  • 藤絵 松栄さん(本名:栄 タチ子) (写真1)

芸の道に終わりなし

 ○…「感謝に堪えない。色々なことがあったが、周囲の支えで続けることができた」。11の文化芸能団体から構成される港南区芸能連合会の会長として、25周年の節目を迎えた。自身も日本舞踊の師範として後進の育成に励む。「客席の温かい拍手が一番の励み。待っているお客さんのためにも、元気に30周年、35周年を目指したい」

 ○…鹿児島県奄美大島出身。地元の中学を卒業後、大阪の紡績工場に就職。20歳の時に姉を頼って横浜市内へ移住した。日舞との出会いは20代後半。地域の盆踊りへの参加をきっかけに、もともと興味があった踊りに本格的に取り組みたいと思い、現在の師匠の下で日舞を始めた。36歳で会主を務める「松栄会」を立ち上げ、数年後に師範の資格を取得。弟子の指導を続けながら50年近く芸の道を歩んでいる。

 ○…港南区芸能連合会の発足は98年。当時、夫を亡くし悲しみに暮れていたが「弟子がいるからしっかりしなきゃ」と奮起。自ら発起人となり「誰もがお金を気にせず、キャリアの長短に関係なく気軽に楽しめる発表の場を」と会を立ち上げた。「主人が私に、好きなことをやりなさい、と言ってくれたのかな」。会が5周年を迎えたタイミングで前任者からバトンを引き継ぎ、会長に就いた。

 ○…会長職のかたわら、野庭の自宅などで週4回弟子の稽古に励み、「芸の道に終わりはない」と自身も鍛錬を続ける。「弟子が成長していく姿を見るのはなによりもうれしい。ステージで一生懸命踊る姿を見ると涙が出てくる」。今後の目標として、ハードルの低い地域交流の場である会の存続を願い、「若い世代に継承していってもらいたい」。思いを未来へつなぐべく、きょうもステージに立ち続ける。

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