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公開日:2023.08.03

西洗自治会
手作り山車を初披露
住民有志が奮闘

  • 祭りの法被を着た左から池上さん、鎌田さん、小高さん、松本会長、前田さん

  • 初期段階の手書き設計図

 港南区日限山4丁目の住民で構成された西洗自治会(松本昭彦会長・78)の有志メンバーが夏祭りで使う「手作り山車」をこのほど完成させた。8月19日(土)に西洗公園で開催される夏祭りが新たな山車の初披露になる。

 日限山4丁目の約700世帯が加入する西洗自治会。樽神輿と子ども山車が夏の風物詩で、多い時は100人以上の児童らが町内を練り歩いた。20年以上にわたり活躍してきた「初代自転車ねぷた山車」は老朽化し修理も困難になっていた。

 そこで、松本会長を世話役に新たな山車制作準備委員会が立ち上がった。2022年12月に第1回会議を開催し、自治会倉庫に収納しやすい木組み方式の構造で組み立て分解が可能な山車を手作りすることにした。

 夏祭りボランティアとして長年イベントを下支えしてきた鎌田紀幸さん(83)が細かい設計、構造を担当。山車の正面には前田昭良さん(85)が木彫りの龍を彫刻刀で作成し、鮮やかな色を付けた。また夏祭り実行委員長の池上登士男前会長(78)と日限山いぶき会(老人会)の小高靖男会長(82)らも山車の側面を覆う帯や上部に設置した立ち武者人形の手配など制作に尽力した。

 土台には災害用リヤカーを活用し、引きやすいように工夫。幅約112cm、高さ約170cm、長さ約130cmの二代目山車が完成した。

「早く見てほしい」

 新たな山車は8月19日の夏祭りで地域に初披露される。樽神輿・子ども山車参加者は西洗公園東側道路に午後4時集合。同公園をスタートし、町内を30分程練り歩く。

 山車の構造を担当した鎌田さんは「子どもが喜んでくれるのが楽しみ」とし、松本会長は「地域の子どもらに早く見てほしい。(祭りが)楽しみ」と笑顔を見せた。

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