港南区・栄区 人物風土記
公開日:2023.08.24
栄区の上郷西連合町会の会長を務める
三原 一郎さん
栄区尾月在住 78歳
未来見据え 縁の下支える
○…6の自治会・町内会で構成される上郷西連合町会。会長として祭り等の運営や見守り活動をけん引する。「イベントを広域でやるだけでなく、自治会と連合の壁を取り除いて共同で盛り上げる。会長はそのためのつなぎ役」。目指すは地域全体の活性化だ。「各自治会独自の良い取り組みを共有して横展開し、住民にとって有益なものにしたい」と前を向く。
○…中国・上海生まれ。父は大連で船舶修理会社を営んでいた。1歳で終戦を迎え、両親の故郷鹿児島へ。小学校入学を機に東京へ移住し、都内の中高に通った。大学では山登りに熱中し遭難しかけた経験も。「登山ではリーダーの判断が生死を分けることもある。リーダーがどうあるべきかなどいろいろなことを学んだよ」と懐かしむ。
○…大卒後、いくつかの企業を経て27歳で大手電機メーカーへ。中近東への営業や英国勤務で才覚を発揮し、「国や環境が違っても同じ方向に向かっていれば団結できる」と手応えを得た。欧州などで重職を歴任し、58歳で関連会社の社長に上り詰めた。定年後も手腕を買われて海外の電子機器受託生産会社で要職を務め、72歳で退職。まもなく地域活動をスタートし、尾月自治会の会長を経て今年5月から上郷西連合の会長に。
○…ジム通いや趣味の登山で、多忙な日々の疲れを癒す。移住して45年ほどが経つ栄区への愛着は強く、高齢化等の地域課題解決にも意欲的。「担い手不足もあり、長くやっている人に頼りがちになる。作業や知見を見える化して次世代に残せるようにしないと」と将来を見据える。「連合は各自治会が活動しやすいように動く『縁の下の力持ち』。しっかりと支えて連携していく」。未来のための地盤を固め、地域活動の舵を取る。
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