優勝トロフィーを持つ中山さん＝同会提供
全国こども囲碁普及会主催の「ボンド杯第28回全日本こども囲碁大会全国大会」に栄区囲碁普及会（三箇豊会長）から小学生以下の部門に出場した中山翼さんが初優勝を収めた。４月６日、同会の「本郷日曜子供教室」において中山さんから優勝報告があった。
全国こども囲碁大会には北は北海道、南は沖縄県まで各地区大会などから28人が参加し、優勝を競う。中山さんは三段以上の64人が参加する神奈川地区大会で優勝し、全国行の出場枠を獲得していた。前回のボンド杯全国大会に出場した際は７位入賞だった中山さんは今回の全国大会は小学生以下最後の挑戦だった。
すべての出場者28人が５回ずつ試合をする「スイス方式」で順位が争われ、中山さんは５戦全勝で優勝を収めた。
「勝てて嬉しい」
中山さんは、祖母からプレゼントされたボードゲームの中に囲碁セットが入っており、小学１年生から囲碁を始めた。めきめきと頭角を現し、現在は本郷地区センターの「本郷日曜子供教室」で腕を磨く日々。同教室には高段者向けの特別講師も在籍しており、小学生の有段者も少なくない。
４月６日の優勝報告会で中山さんは「みんな各地区の代表者なので強く、勝てるとは思わなかった。決勝の相手はむちゃくちゃ強かったけれど、勝てて嬉しかった」と笑顔を見せた。
同会の三箇会長は「翼君が全国大会で優勝という快挙を果たしたことは、栄区囲碁普及会にとって大変名誉なことで高く評価している」と喜びを語り、同教室の中澤國夫チーフは「本教室から由緒ある全国大会での優勝者が出て嬉しいです。本人の努力の賜物であることは言うまでもないですが、教室のインストラクター、講師の皆さまにも感謝したい」と語ってくれた。
優勝報告をする中山さん（左）
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