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公開日:2026.04.30
港南警察署特殊詐欺認知件数 県内最多3カ月で38件 被害額は2億円超
港南警察署(森川大署長)管内の特殊詐欺認知件数が、今年に入ってから3カ月で神奈川県内最多の38件となった。被害額は2億円を超えており、同署によると「危機的状況」と啓発し、被害阻止へ対策を講じる方針だ。
「過去にない」
2026年1月から3月末までの認知件数は、県内54署でワースト1の数値だ。前年同期比でプラス36件、被害額も約1・9億円増加しており「過去5年で調べてみても、前例のないペースで推移している」と同署生活安全課担当者は驚きを隠さない。
手口を見てみると典型的な「オレオレ詐欺」が14件と最も多く、次いで預貯金キャッシュカード詐欺盗8件、架空料金請求詐欺7件、還付金詐欺6件と幅広い特徴がある。すべての事案を確認した署員によると、警察官や区役所職員、金融機関、検察庁などをかたり「身分を信じ込ませる手口」が多く見られた。実際に騙されてしまった区民は「相手が名乗った身分を信じてしまった」と話しており詐欺被害が減らない状況だ。
折り返し作戦
巧妙化する手口に対し、同署は「折り返します大作戦」を広報している。「特殊詐欺の犯人は電話口で『折り返します』と言われることを嫌う傾向にある」と同署担当者は説明し、個人携帯や固定電話にかかってきたあやしい連絡に対し、【1】相手を確認(部署、氏名、連絡先)【2】「折り返します」と電話を切る【3】港南警察署に確認することを推奨している。生活安全課の高木裕一課長は「まずは知らない人間からかかってきた電話に個人情報を教えてはいけません。その上で、お金の話などが出たら『折り返します』と伝えてほしい」と訴える。
上大岡駅で啓発
県下ワーストの件数を受け、港南警察署は年金支給日の4月15日に港南区内郵便局らと協力し、上大岡駅前で特殊詐欺撲滅キャンペーンを実施。急増する詐欺被害について駅利用者らに注意喚起のチラシなどの啓発グッズを手渡した。
急増する被害を受け、同署では今後、金融機関ではない事業者との連携強化を進めており新たな対策を講じる予定だ。同署担当者は「卑劣な犯罪でお金を騙し取られるのは許せない。被害を減らせるように取り組んでいく」と語る。
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