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港南区・栄区 教育

公開日:2025.09.01

横浜市立南高等学校
生徒が仕込み作業をした日本酒がオンラインで発売
福島県の酒造会社とコラボ

  • 発売された日本酒(植木屋商店オンラインショップより)

  • 自作したラベルを貼り付けた大橋さん(中央)と参加者

 港南区にある横浜市立南高等学校の生徒たちが仕込みなどに関わった日本酒が、7月31日から日本酒・地酒の専門店である植木屋商店(福島県会津若松市)オンラインショップサイトにて販売を開始した。一升瓶サイズ(1・8リットル)で3168円(税込み)。720ミリリットルで1430円(税込み)。

 この日本酒は当時2年生だった南高校の大橋実奈さんと柴山莉央さんが、総合的な探求の時間の一環として福島県の花春酒造で日本酒の仕込み体験イベントを昨年末に開催した際に作られたもの。

 生徒がSDGsの達成を目指すビジネスプランの提案を行うグローバルリーダー・プロジェクト(GLP)を実施している南高校。そのなかで大橋さんと柴山さんは、横浜市と協力して会津若松市の湊町で日本酒造りを軸にしたビジネスプランを考案したのがイベント開催のきっかけ。

  二人は「日本酒と参加者が作る体験型タイムカプセル」をテーマに、参加者が5月の田植えから、稲刈りや酒米を日本酒にするための仕込みなどを体験するイベントを考案。地域と多様に関わる関係人口の増加を目的とし、参加者が継続的に現地を訪れるようなプランにした。

 そして8月26日には市役所でイベントの締めくくりとして、参加者が自作したラベルを完成した日本酒に貼り変え、昨年から続いていた取り組みに区切りをつけた。しかし、大橋さんたちは既に5月に年末の仕込みに向けて田植えを実施。今年度は新たに2人の生徒が参加した。今後も校内のサークルとして活動を続けていくという。

 日本酒の販売に際して、大橋さんは「無事に形になってよかった。多くの人に知って欲しい」と笑顔で語った。

 

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