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港南区・栄区 社会

公開日:2025.11.13

日野ヶ丘町内会(港南区)
防災講演会で知識学ぶ

  • 講師を務めた佐藤さん=同会提供

 港南区の日野ヶ丘町内会(笠原純会長)は10月19日、防災講演会「東日本大震災から15年〜避難所開設の問題と備えておきたいこと」を特別養護老人ホーム「日野サザンポート」地域交流室で開催した。岩手県陸前高田市在住で、自らも被災した防災プロデューサー佐藤一男氏が講師を務め、避難所運営や仮設住宅での生活の困難さなど経験を踏まえた、いざへの備えを具体的にアドバイス。外部の専門家を招いての講演会は同町内会初めての試み。町内会員ら約60人が参加した。

 佐藤氏は「避難所ではひとり一人に役割を持ってもらうことが大切」とした上で、避難者の目線に立ち「困った、を言えない人の言葉を聞くことが重要。そのためには『寒くないか』『痛くないか』などと具体的に尋ねること」と助言した。

 また「時間が経つにつれて支援物資が届くが意外に少なくて困ったものは、調味料と枕」と述懐。最後に「日本は災害大国。毎年尊い命が失われている。今日の話をきっかけに自分や家族、大切な人の命を守るきっかけにしてくれればうれしい」と結んだ。

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