横須賀・三浦 社会
公開日:2026.01.30
巨大風洞は夏島にあった
市民団体の毛利さんが調査を報告
先の大戦で追浜地区につくられた日本海軍の航空技術開発拠点「航空技術廠」にあったとされる巨大な「風洞」の所在や詳細な役割を調査していた市民団体「横須賀の現在・過去・未来を考える会(GKM)」代表の毛利邦彦さんは1月24日、その正体がジェットエンジンの出力試験に使用されていたとする調査の道程を明らかにした。
調査のきっかけは2023年5月、神奈川新聞社が総務省昭和館のアーカイブから米占領軍撮影の記録写真を公開したことだった。これを受けて毛利さんは独自調査を開始。カラー映像を入手したり、商業施設などでのイベントや同紙を介し情報提供を呼びかけたりすると、全国から手がかりが殺到。中には内部写真を持つ人物も現れ、調査の後押しとなった。
実態解明の鍵となったのが、日本初のジェット戦闘機「橘花」の開発者・種子島時休(海軍技術大佐)の存在だ。毛利さんは、種子島氏の論文を分析。航空写真や青図、これまでの調査内容と照らし合わせ、風洞の所在地が夏島町の「第一航空技術廠」の「特殊運転所」と呼ばれる施設であることを確信した。
風洞は全長74メートル以上、吸気口は最低でも13mを超えていたと推定される。「2万5千馬力軸流ファン」により時速約600キロの暴風を生み出す能力を有していた。資料には「ジェットエンジン試験用」と明記されており、エンジンの出力を測るための場であることが分かった。このことから、当時の最先端技術を担っていた姿が浮き彫りとなった。
毛利さんは「横須賀は産業革命の源流ともいえる地。今後も調査していきたい」と語り、情報提供を呼び掛けた。
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