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公開日:2026.10.08

港南警察署 上大岡駅で盗撮対策強化 認知件数が昨年比で2倍

  • 両駅長にポスターとミラーを手渡す森川署長ら

    両駅長にポスターとミラーを手渡す森川署長ら

 港南警察署管内では今年認知された盗撮被害の件数が8月末で17件を記録し、昨年同期比で8件増加した。その半分以上が上大岡駅で発生していることから9月30日、森川大署長らが上大岡の2駅長に盗撮防止ミラーとポスターを手渡し、啓発活動を実施した。

 昨年全体で21件の盗撮被害が認知されている港南区。現状のペースだと前年の件数を大きく上回る可能性がある。同署の担当署員は「我々が認知できていない事案も想定されている。実際には多くの暗数がある可能性が高い」と危機感を募らせていた。そこで、8月末時点で認知している被害件数のうち6割以上が発生している上大岡駅周辺で、同駅に乗り入れる京浜急行電鉄(株)、横浜市営地下鉄と連携して被害防止活動を行うことにした。

 今回は同署がポスターと盗撮防止ミラーを作成。ポスターは「あなたの隙が狙われている」、「その一瞬が人生を狂わせる」という被害者と加害者の双方に呼びかけるキャッチコピーが記載されたデザインだ。また、背後の様子を確認できる防止ミラーは駅のエスカレーターなどに設置することを想定。同署が駅に対してミラーを贈呈するのは初めて。

駅前で啓発活動

 9月30日には上大岡駅前で啓発イベントが実施され、森川署長や警察関連団体、一日警察署長としてプロキックボクサーのチャッピー吉沼さんらが参加した。イベント冒頭、森川署長やチャッピー吉沼さんらが、市営地下鉄の橋口朝通駅長と京浜急行電鉄(株)の鈴木覚駅長にポスターとミラーを手渡した。その後、参加者はポケットティッシュを配布しながら、通行人に盗撮への注意を呼び掛け。20分ほどで500個のティッシュを配り終えた。

 チャッピー吉沼さんは「ストレスを抱えた人がそれの穴埋めとして、軽率に盗撮をしてしまうのかもしれない。しかし誰かを踏みにじるような行動はあってはならない」と語気を強めた。

 また、駅内の安全を守る鉄道警察隊で隊長を務めた経験もある森川署長は「被害者の方に非が無いのはもちろんだが、その上で対策をするのであれば、女性専用車両の活用や背後に気を配るようにして欲しい」と注意点を語った。さらに駅から自宅までの道のりにも注意が必要だという。「イヤホンをしたまま、電車を降り、夜道を歩くと周囲の状況を把握しづらくなる。駅を出たら音量を下げたり、イヤホンを外したりして対策して欲しい」と呼び掛けた。

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