中区・西区版 掲載号:2013年1月17日号
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FMヨコハマでDJデビューし、1月に20周年を迎えた 栗原治久(はるひさ)さん 中区在住 45歳

刺激が「朝の元気」に

 ○…社会人2年目、24歳だった1993年にラジオFMヨコハマのDJコンテストで優勝。以来、複数のレギュラー番組を担当し、現在は月曜から木曜の早朝番組「モーニングステップス」の顔としてリスナーに元気を届けている。「5キロワットの電波で県全域に『おはようございます』って言える特権。これってすごい恵まれてること」。20年間の軌跡をそっと振り返る。

 ○…姉2人の末っ子。身の回りのことを逐一「放送」して歩く少年に、親が付けたあだ名は「NHK」。でも「話すのは好きじゃなくて。人を喜ばせるエンターテインメントが大好き」。その手段として「しゃべり」という得意技が実はあった。そんな感覚で、小学生にしてカラオケ大会を企画。「今でいう音楽番組だね」。ロック全盛の高校時代は、ディスコでレコードを逆方向に動かすスクラッチに憧れ、水泳部仲間と音楽談義に明け暮れた。横浜といえば「音楽文化の先端で、カッコいいイメージ。名うてのソウルグループがクラブでライブやって」。憧れの地は、今や人生の拠点になっている。

 ○…大学卒業後、いすゞ自動車に就職。夜はディスコDJという二足のわらじだったが、家族を説得しDJ一本に目標を絞った。「両親に公言することで本気になれた」。DJコンテストの1次通過の連絡があったのは、その日の夜。千人近い応募の中、勝ち取ったグランプリの賞品がレギュラー番組だったことは「渡りに船」だった。デビュー3年目で、複数の曜日をまたぐレギュラー「帯番組」を外されるという挫折も。未熟ながら、チャンスをもらっていたことを痛感した。

 ○…大の家好きで、妻と娘2人の4人暮らし。「少数派の声を拾えるのがラジオのいいところ」。多様な意見や声を音楽に乗せ、刺激を届けられるのは音声媒体の強みだという。夢は「Fヨコを首都圏ナンバーワンにすること」。リスナーや関係者みんなが集まる「家」を思い描き、マイクに向かう。
 

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