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公開日:2014.06.26

霧笛楼の「鈴音(すずおと)」が100周年
隣接カフェで写真展

  • 店の前で初代社長のパネルと鈴木社長

  • 1960年頃の店の様子。卵のほか缶詰なども販売していた=鈴音提供

 元町霧笛楼を運営する、鶏卵卸や食肉取扱の(株)鈴音(金沢区)が今年創業100周年を迎えたことを記念して、霧笛楼隣のカフェネクスト・ドア(中区元町2)の店内で、期間限定のミニ写真展を開催している。7月13日(日)まで。

 横浜の歴史とあわせて同社の100年の歴史を知ることができる写真展示のほか、店内の一角に戦後すぐの店舗を再現。貴重なミッションコーラの瓶や看板なども展示され、カフェ飲食料金のみで観覧できる。

 同社は1914年に現社長、鈴木信晴さんの祖父にあたる音吉さんが中区扇町に開業した、鶏卵問屋「駿河屋鈴木商店」が始まり。関東大震災や横浜大空襲などで度々焼きだされながらも、戦後すぐ元町に社屋を移し「株式会社鈴音」と改め、同時期に元町で商売を始めた仲間らと共に再出発を果たした。当時米軍に鶏卵を納入していたことをきっかけに、ブロイラーなどの鶏肉販売へと事業を拡大。1981年にフランス料理店「霧笛楼」を開店し、洋菓子部門の支店を展開。現在、学校給食の卵や崎陽軒のシウマイ弁当のからあげ用鶏肉なども扱っている。

 鈴木社長は100周年にあたり「新たな気持ちでスタートしたい」と話しており、鈴音と霧笛楼コラボのチキンミートパイ(7月1〜7日そごう横浜店他)など記念商品の販売も順次行っていくという。詳細は【電話】045・774・1669。

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