野毛山動物園のインドライオン「ラージャー」の8歳の誕生日会が2月11日に行われ、午前と午後の2回、鶏頭や馬肉などがプレゼントされた。
当日は晴天に恵まれ、ラージャーが肉を頬張る姿を一目見ようと、展示場前には子どもづれを中心に多数の来園者が詰めかけた。飼育係員が展示場内のいたるところに肉を配置した後に、ラージャーはゆっくりゆっくり場内を巡りながら、肉を味わっていた。
ラージャーはヒンドゥー語で「王」の意味。オスで2008年2月11日、よこはま動物園ズーラシア=旭区=で誕生。13年には野毛山動物園に移った。生まれた当初、衰弱していたため飼育係員の手で育てられた。そのため人に慣れており、愛嬌があるという。
誕生日会には、1歳から5歳までズーラシアでラージャーを担当した深田梨恵さんも駆け付けた。深田さんは、1カ月に10kgのペースで体重が増える成長スピードなどを紹介。現在、外見は立派な雄ライオンだが、「性格は当時のまま。おっとりしていて優しく、おっちょこちょい」と話していた。
誕生日会を見守っていたラージャーと同じ誕生日で同じ歳の金子率士くん(8)=磯子区=は「去年も来た。ラージャー大好き」と笑顔で話していた。
ラージャーの種類であるインドライオンは、インドの北西部に生息。アフリカライオンに比べるとやや小型で、野生の生息数は300頭ほどされており、絶滅危惧種に指定されている。
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