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公開日:2016.03.24

横浜立野高等学校
チアダンス部 全国へ
目標は「ベスト8」

  • 「43人の心を一つに」と笑顔の部員たち

 横浜立野高等学校(清野史康校長)=中区本牧間門=のチアダンス部が3月25日、26日に千葉県の幕張メッセで開かれるチアリーディング&ダンスの全国大会「USAスクール&カレッジナショナルズ」に出場することが決まった。

 同校は今大会「Song/Pom部門」の高校編成に大・中2チームで出場。地区大会では、特に印象に残ったチームに与えられる「ベストインプレッション賞」を受賞しながらも基準点があとわずか届かず敗退。しかしその翌日、悔しさをバネに部員たちはDVD審査に挑み、15人編成のチーム「MAD.DIVAS」が、敗者復活で見事全国への切符を勝ち取った。同大会の全国出場は、2012年以来3度目。

 部長の飯島優衣さん(2年)は、「2チーム一緒に出場できなかったのは残念だけど、目標だった全国の舞台。予選の時より良い演技をしてベスト8を狙いたい」。副部長の石渡響さん(2年)は自分たちの演技を振り返り、「表情が得意。ターンやジャンプなどの技も向上させたい」と意気込む。

 昨年1年生が29人入部してこれまでにない大所帯になった同部。常に次の大会を目指して、「体力作りを強化している」とチームリーダーの1人である田中芽さん(2年)。地元イベントへの出演や、引退した3年生有志がボランティアで間門小児童のダンス指導を行うなど、地域活動にも積極的に取り組んでいる。

 同部OBでコーチの宍戸千晴さん(26)は、「決して器用ではないが、がむしゃらに直向きに目指しているものに向かう強さを感じる」と評価。一方で「仲間を思う気持ちや支えてくれる保護者など今ある環境に感謝する気持ちも、このチームに欠かせない力になっている」と分析する。

 同校が出場する「Song/Pomミディアム部門」は、全国から勝ち進んだ24チームが頂点を目指す。

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