一般社団法人日本居合道協会(高田學道代表)による「創立15周年記念奉納演武」が9月3日、横浜の総鎮守である伊勢山皇大神宮=西区宮崎町=で行われた。
協会創立時に同神宮で居合の演武を行った縁もあり、その後、5年ごとに同神宮で演武を奉納してきた。今回が4回目。古武道への理解を深めてもらうことも目的としており、当日は公開で行われた。
本殿で拝礼後、境内に設置された演武場で4人1組ずつ、本物の日本刀などを用いて披露。各演武は5分程度で礼に始まり礼に終わる。「夢想神傳流」や「無双直伝英信流」など10を超す流派の師範や有段者ら約80人が紋付袴姿で参加した。そのうち、居合道場があるフィンランドやスウェーデン、ブルガリア、オーストリアからも約30人が居合の日ごろの鍛錬の成果を披露した。
演武開始に先立ちあいさつした高田代表は「皆さんは平成の武士。武士道精神を持って心身を練磨してほしい」と語りかけた。
居合道は、心・姿勢・技のもと、不意打ちの攻撃に間髪いれずに居合わせて刀を抜く「鞘ばなれの一刀」で敵に勝つ日本古来の剣技。代表の高田さんは西区の出身、15歳で居合道場に入門。同協会の本部は金沢区にあり、同区の瀬戸神社で15年、泉区の御霊神社では8年におよび演武奉納を行っている。
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