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中区・西区・南区 コラム

公開日:2017.06.15

デビュー 祝 20周年
ゆずの素めぐり
磯子区岡村 岡村小学校

 横浜が生んだアーティストゆず。始まりの場所をめぐり、彼らのわだちを辿ります。嗚呼、青春の日々を過ごしたふるさとにゴーイングホーム。



 「♪楽しく光る〜海と空」――岡村小学校の校歌を口ずさみながらビデオレターに登場するのが、卒業生であるゆず。5年前、同校の50周年に合わせ2人から贈られた。母校の思い出を「登下校で100段を上ったり下りたり」と岩沢さんが話せば、「そっち組?僕は裏門から三殿台を通って」と北川さん。在校生には嬉しい「あるある」話が溢れる。



 「ゆず大好きだよ」と開口一番で教えてくれたのは、斎藤有厚(ともあつ)校長。5年前の着任時、修学旅行のバス内で沸き起こったゆずメドレーに先輩への思いを知ったという。児童からも保護者からも、節目の年に聞かれる言葉は「ゆずに来てほしい」。



 55周年を迎える今年は、ゆずにとっても特別な年。「リンクして活動すれば思わぬ力になるかも」と、斎藤校長自ら様々なアイディアを投げかけている。6月中をめどに、真っ先に進めるのが「ゆずロード」の設置。体育館横にゆずの苗木を10〜15本植える予定だ。収穫した果実で加工品をつくるなど、学習につなげた構想が広がる。また、教員のアイディアで実現しそうなのがゆずの楽曲を使ったチャイム。システムがスムーズに作動すれば、夏休み明けには児童の選んだ曲が校内に響く。「きょうもがんばろうとか、さぁ皆で帰ろう、と思えるような曲になれば嬉しい」。さらに、既存の岡村小歴史資料室に加える「ゆず資料室」、児童目線の「ゆずマップ」など計画は続々。ゆず一色の一年になりそうだ。

 

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