中区・西区版 掲載号:2018年8月2日号
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本牧 気まぐれ歴史散歩 14 幕末・明治初期の写真がいろいろ残されている街 本牧

本牧塙の崖が良く写っています。明治3年 横浜開港資料館所蔵
本牧塙の崖が良く写っています。明治3年 横浜開港資料館所蔵
 生麦事件をきっかけに本牧を巡る外国人遊歩道が整備されたことで、本牧には多くの外国人が訪れるようになりました。明治3(1870)年から横浜で月2回発行された英字新聞『The Far East』も本牧の風景や様子をたびたび写真入りで紹介しています。これらの写真は本牧に留まらず、当時の日本の様子を知る上で非常に貴重な資料となっています。

 本日はその中で、根岸の不動坂から本牧塙(ほんもくのはな)の崖を眺めた2枚の写真をご紹介します。

 同じ景色を別の時期に撮影したものですが、これらは同じ日付の新聞に掲載されました。実は、この頃まだ写真を新聞に印刷する技術が確立されていなかったので『The Far East』は記事に1枚ずつ本物の写真を貼っていたのです。当時は1枚の原版から焼き増す写真の枚数にも限度があったので、同じ日の新聞に同じアングルで撮影した別の写真を数種類用意して貼っていたのではないかと考えられています。『The Far East』は県立図書館や開港資料館でご覧いただけます。

 次回は、本牧と甘藍のお話です。きゃべつ?はい、野菜のキャベツです。

(文・横浜市八聖殿館長 相澤竜次)

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