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本牧 気まぐれ歴史散歩 15本牧と甘藍(キャベツ)

掲載号:2018年8月16日号

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幕末の本牧近郊の農村(イメージ) F・ベアト撮影 横浜開港資料館所蔵
幕末の本牧近郊の農村(イメージ) F・ベアト撮影 横浜開港資料館所蔵

 夏祭りのお好み焼きや豚カツの付け合せ、ロールキャベツ、サラダ、炒め物・・・キャベツは毎日の食材として欠かせない野菜ですが、日本でキャベツが登場したのは、幕末のころと言われています。

 キャベツのほか、今では普通に売られている白菜や玉葱・トマト・ピーマン・パセリ・セロリ・ジャガイモなども、横浜開港後に日本に伝えられ栽培されるようになった、日本では比較的新しい野菜です。それまでは、山菜などの自然種の青菜を摘んだり、ダイコンやカボチャ・サトイモ・サツマイモなどの根菜類、キュウリやナス・トウガンなどの果菜類を育て、煮たり干したりして食べるのが一般的だったようです。

 当初は外国人が持ち込み栽培し始めた新しい野菜ですが、間もなく開港場の近隣で暮らす日本人も、居留地で暮らす外国人向けの商品作物として栽培を始めたようです。

 キャベツについては、文久3(1863)年には根岸村の清水辰五郎が栽培していたという記録があるようで、日本人がキャベツ栽培をしたごく初期のものとされています。その後、様々な品種改良が行われたので当時のキャベツは現在のものと同じではないですが、日本のキャベツは根岸が発祥の1つと思って食べると、また違う味わいになるかもしれません。

 このコラムも根岸の不動坂に差しかかりましたが、次回は、坂を登らずに坂の語源となっている白瀧不動の階段を登っていきたいと思います。

(文・横浜市八聖殿館長 相澤竜次)
 

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