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中区・西区版 公開:2019年5月30日 エリアトップへ

開館10周年を迎える象の鼻テラスのアートディレクターを務める 岡田 勉さん 逗子市在住 55歳

公開:2019年5月30日

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良いことを、これからに

 ○…横浜開港150周年記念事業として2009年6月に象の鼻パーク内に整備されたアートスペースを兼ね備えた休憩所「象の鼻テラス」。その運営に名乗りを挙げた(株)ワコールアートセンターに属し、初年度からアートディレクターとして手腕を発揮してきた。「故郷の新子安からも近く、思い入れのある土地。関与できることが面白くて、やりがいがある」と話す。

 ○…幼い頃から絵が得意だったこともあり、美術大学に進学し、建築インテリアを専攻して作品づくりに励んだ。当時は好景気。大規模な展覧会が各地で行われたが、資金の乏しい若手には不利な状況だった。若い才能を埋もれさせてはいけないと学芸員の資格を取り、作品発表の場を仕掛ける側に。多方面との調整など、「思い通りにならない大変さに向き合っていたら30年経っていた」と笑う。「一つでも良いことをこれからに残したい」。象の鼻テラスにもその思いを込める。

 ○…展示のほか、一流アーティストのパフォーマンスや体験型ワークショップなどテラスの活用は幅広い。開館後間もなく、フィンランドの画家を招き、同所に置かれたスツールに小学生が絵を描くワークショップを行った。あれから10年―。当時の子どもたちが成人し、今も訪ねてくる。「人の心に残るもの」を生んでいる証がそこにある。

 ○…6月7日から始まる10周年記念展では、参加者が10秒から10年の「時間」にアイデアを落とし込み、10秒の瞬間芸から10年間不変の作品まで100のプログラムを展開する。「10年間安全に楽しくやったお礼と、ここまでできた報告、これからもよろしくという思い」を詰めた10日間だ。「横浜は魅力が多い。それを子どもに伝えるのは大人の役目。子どもにも来てほしい」と力を込めた。

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