文化財防火デーに合わせた防災訓練が1月24日、日本丸メモリアルパーク内に係留されている帆船日本丸で行われた。日本丸で消防隊の放水訓練を実施したのは、初めてのこと。同パークの指定管理者である帆船日本丸記念財団・JTBコミュニケーションデザイン共同事業体の職員と西消防署の署員ら約60人が参加した。
文化財防火デーは、1949年1月26日の法隆寺金堂壁画焼損をきっかけに55年に制定。日本丸は2017年9月15日に国の重要文化財に指定され、18年から防災訓練を行っており、今年で3回目となる。
今回は日本丸船内の休憩室から出火したことを想定し、スタート。同財団の職員が室内消火器で初期消火にあたると同時に船内から負傷者2人を含めた乗客を横浜みなと博物館前の広場へ避難誘導した。しかし、初期消火では鎮火できず、消防隊が出動。はしご車も出動し、広場から帆船日本丸へ放水を行い、消火した。
訓練後、西消防署の福元五喜副署長は「今後も放火されにくい環境づくりや防火管理の徹底などに取り組んでいただきたい」と話した。
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