中区本牧に拠点を置き、J3リーグに所属するYSCC横浜。Jリーグ全体では、制限付きで観客を入れての試合開催も可能となった現在。そんな中、試合会場で同チームの感染症対策などリスク管理に動いているのが、運営担当の馬場勇介さん(33)。いわば選手やサポーターの”陰の立役者”に話を聞いた。
新型コロナの影響で、今シーズンは第3節から有観客での試合となったが、会場に入れるのはホームチームのサポーターのみ。7月15日、ホームのニッパツ三ツ沢球技場で行われた第4節が、同チームのサポーターにとって今シーズン初のスタジアムでの観戦となった。そこで間隔を空けた観客席の割り振りや、選手とスタッフの試合会場での接触機会を減らすための措置など、さまざまな対応を取りまとめている。「コロナ禍でも選手・スタッフ・サポーターの方々にとって、より良い環境を提供できたら」と話す。
「ニッパツを笑顔に」
同チームに入ったのは6年前。縁あって小中学生の育成部門の指導者として、同チームの一員となった。運営担当として対戦相手・サポーター・業者とのやりとりや試合前の資料準備など、多岐にわたる試合関係の業務を行うようになったのは3年前。「はじめは右も左も分からず、特に指示を出して”人を動かす難しさ”を感じていた」と振り返る。その中でも選手やスタッフ、サポーターの喜んだ顔を見た時が、やりがいを感じる瞬間で、現在でも馬場さんの原動力となっている。
運営担当として「最終目標はニッパツを満員にし、みんなを笑顔にすること」と意気込む。7月19日の第5節で今シーズン初勝利を挙げた同チーム。J2昇格というチームの目標も見据え、今後もYSCCを陰から支えていく。
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