六ツ川出身の野田クリスタルさん(34)と相方の村上さん(36)の漫才コンビ「マヂカルラブリー」が昨年12月20日に放送された若手漫才師日本一決定戦「M-1グランプリ2020」で優勝した。野田さんは昨年3月、ピン芸人日本一を決める「R-1ぐらんぷり2020」に続き、見事2冠を成し遂げた。
野田さんは南区の六つ川台小、六ツ川中、六ツ川高(現・横浜国際高)出身。コンビの結成、解消を繰り返していた野田さんに村上さんが声をかけ、2007年にマヂカルラブリーを結成した。
16回目となった今大会にはプロ、アマチュア合わせ、史上最多の5081組が参加した。決勝には予選を勝ち抜いた9組に敗者復活戦を勝ち上がった1組が加わり、10組が出場。ファーストラウンドとさらに上位3組で争う最終決戦が行われた。
マヂカルラブリーはファーストラウンドではテーブルマナーを題材にした漫才を披露し、2位で最終決戦に進む。最終決戦は「つり革を持ちたくない」をテーマに、野田さんのコミカルな動きが会場を沸かした。審査員7人中3票を獲得し、優勝のトロフィーと賞金1千万円を手にした。
優勝直後、野田さんは「最下位を取ったコンビでも優勝することがあるので、皆さん諦めないでください」と後に続く芸人にエールを送った。また、以前の本紙インタビューでは「『弘明寺観光大使』というものがあれば、就任して地元を盛り上げたい」と答えており、その夢を実現する日も近いかもしれない。
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