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本牧 気まぐれ歴史散歩 42 『北村西望と朝倉文夫』

掲載号:2021年3月4日号

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左:孔子像(北村西望作) 右:聖徳太子像(朝倉文夫作)
左:孔子像(北村西望作) 右:聖徳太子像(朝倉文夫作)

 八聖殿には、建物の名前の由来となっている八聖人像のほか、神鏡や聖観世音像があります。どれも彫塑の世界では有名な作家が手掛けていますが、彫塑の作家は絵画の作家ほど名が知られていません。しかし、この像は見たことがあると感じる作品も多いです。

 八聖人像の作家の中でも、孔子像を製作した北村西望と、聖徳太子像を製作した朝倉文夫は当時の日本を代表する彫塑界の二大巨匠です。名前はご存じなくても、長崎市平和公園にある「平和祈念像」、早稲田大学にある「大隈重信像」と言えば、画像が思い浮かぶ方も多いのではないかと思います。原爆の犠牲者慰霊と平和を祈った「平和祈念像」は孔子像を製作した22年後の昭和30(1955)年の作品です。また、早稲田大学の「大隈重信像」は八聖殿の聖徳太子像を製作する前年、昭和7(1932)年の作品です。

 国会議事堂中央広間には、議会政治の設立に貢献した板垣退助・大隈重信・伊藤博文の像が立っています。憲法発布50周年を記念して八聖人像製作の5年後となる昭和13(1938)年に製作・設置されました。板垣退助は北村、大隈重信は朝倉の作品です。2人の作品は、どれも著名な作品として全国にありますが、2人の作品を並べて常設で展示しているところは、国会議事堂中央広間と横浜市八聖殿郷土資料館だけのようです。

 このあとは、八聖殿から本牧市民公園へ降りていき、三溪園南門へと向かいます。(文・横浜市八聖殿館長 相澤竜次)
 

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