横浜市は2020年の国勢調査について、独自の集計による人口・世帯数の速報値を発表した。1世帯あたりの人数は2・15人で過去最少を更新。中区(1・77人)、西区(1・85人)、南区(1・91人)、神奈川区(1・91人)は2人未満だった。
市内の人口は377万8318人(男性186万5940人、女性191万2378人)で、15年の前回調査から5万3474人増加。世帯数は10万7771世帯増えて175万3389世帯となり、人口とともに過去最多だった。
西区は10万4917人で全18区で一番少ないものの、増加率はトップ(6・5%)。中区は2・1%の増加率で市内6番目の高さだった。人口が減少したのは6区で、人口19万9033人の金沢区は減少数3196人、減少率△1・6%ともに最も大きかった。
1920年の第1回調査時に42万2938人だった市内人口は、55年に100万人、70年に200万人を超え、90年に300万人を突破。人口増の中、増加率は95年から5%未満と鈍化。今回の調査では1・4%。
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