神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中区・西区版 公開:2024年3月14日 エリアトップへ

MMホール25周年 池辺前館長、音楽祭で新作 長田弘さんの詩から着想 

文化

公開:2024年3月14日

  • X
  • LINE
  • hatena

 横浜みなとみらいホールが今年で開館25周年。それを記念した音楽祭の1つの企画、23日の「反田恭平ジャパン・ナショナル・オーケストラ新曲演奏会」で、2007年から13年間館長を務めた池辺晋一郎さんの新作協奏曲が、ピアニスト・反田恭平さんの「弾き振り」により初披露される。

 前館長の池辺さんは、現在、同館のプロデューサーを務める反田さんから21年に依頼を受けて、『ピアノ協奏曲IV《草が語ったこと》』を作曲。この作品は詩人、長田弘さん(1939〜2015)の詩『草が語ったこと』から着想を得たものだという。

 詩の「うつくしいとは、ひとだけがそこにいない風景のことだ」という一節を「最も自然であるというのはどういうことか」という問いかけだと感じた池辺さん。詩の通りに自然体であろうと、何かを設定してそれに基づいて曲を書くことをしなかったという。

 13年初演の『交響曲第9番』では長田さんの歌集からインスピレーションを受け作曲したり、長田さんが自身の故郷・福島県の中学校の校歌を作詞した際は池辺さんが作曲を手掛けるなど、池辺さんにとって長田さんは大きな存在だった。『草が語ったこと』も、以前から歌やタイトルにしたいと思っていたという。

弾き振りによる初演

 池辺さんは反田さんについて「最も注目しているピアニストの1人」と評する。21年の第18回ショパン国際ピアノコンクールで、日本では半世紀ぶりの第2位を受賞したことは記憶に新しい。

 今回の公演では反田さんがピアノを演奏しながらオーケストラの指揮を行う「弾き振り」により曲が初演奏される。

 同ホールの館長時代を池辺さんは「一緒に歩き、一緒に走り、一緒に手を振り、ある時は議論をする。そういうスタッフと親しく仕事ができた」と振り返った。

 音楽祭は3月19日から3月24日まで行われる。会期中は、ソロ、室内楽、反田さん率いるオーケストラによる公演など、多彩な企画が並ぶ。(問)同館チケットセンター【電話】045・682・2000

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

中区・西区・南区版のトップニュース最新6

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

地域サロンが5周年

南区南永田団地

地域サロンが5周年

住民に愛される憩いの場

4月25日

3団統合し新体制に

中消防団

3団統合し新体制に

大規模災害への備え強化

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

50年後 中・西区は増

横浜市人口推計

50年後 中・西区は増

南区は2万9千人減

4月11日

文化の発展担い60周年

横浜市民ギャラリー

文化の発展担い60周年

アートを親しむ場に

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

中区・西区・南区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook