感謝状を手にする川元さん（中央）と清水さん（左）
神奈川大学みなとみらいキャンパスに通う清水萌花さん（21）と川元紀美さん（22）が、医療費の還付をうたった特殊詐欺被害を防止したとして、12月18日、戸部警察署（飯塚博史署長）から感謝状を贈呈された。
２人は11月15日、学校近くのコンビニエンスストアで、携帯電話で通話をしながらＡＴＭを操作する高齢女性を見つけ、詐欺を疑い声をかけた。自分はだまされていないと怒って店を出ていく女性を清水さんが説得、川元さんが警察署に電話をしながら追いかけた。携帯電話で詐欺の手口を調べて見せたことで女性は冷静になり、被害防止につながった。
川元さんは「銀行のポスターやテレビのニュースで詐欺の手口は知っていた。自分たちが止めないと、というとっさの判断だった」、清水さんは「家族や周りの人にも気をつけるように話していきたい」と話した。
飯塚署長は「特殊詐欺を理解して、勇気を持って声をかけていただき感謝している。皆さんも不審に思ったら声をかけてほしい」と協力を呼びかけた。
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