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公開日:2025.09.25

警察官騙り、還付金、預貯金…
多様化する手口に注意

  • ビデオ通話で偽物の警察手帳などを見せて信じ込ませる手口も=提供/警視庁

 認知件数、被害額ともに増加傾向にある特殊詐欺。オレオレ詐欺に始まり、還付金詐欺、預貯金詐欺、架空料金請求詐欺などその手口は年を経るごとに多様化している。

 近年、全国的に増えているのが警察官を騙るケースだ。この手口は、警察官を装った相手からの「あなたの逮捕状が出ている」「口座が不正に利用されている」といった電話から始まることが多い。「このままでは逮捕することになる」と脅し、メッセージアプリなどのビデオ通話をかけさせ、偽物の警察手帳や逮捕状を見せて相手を信じ込ませるという。続けて「逮捕されないためには、あなたの資金を調査する必要がある」などと話し、指定の口座へ入金させることなどで金品をだましとる。

 特殊詐欺の被害は高齢者が中心だが、「警察官騙り」は、比較的若年層の被害も確認されており、各警察署は世代に関わらず注意をするよう、呼びかけている。

 また、スマートフォンなどを使ったSNS上のやり取りを繰り返して被害者を信用させる手法も最近増加している手口の一つ。投資資金や投資の利益の出金手数料などの名目でお金をだましとる「SNS型投資詐欺」や恋愛感情を利用した「ロマンス詐欺」などにも注意が必要だ。

携帯にも詐欺電話

 詐欺の電話は固定電話だけではなく、携帯電話にもかかってくる。不審な電話がかかってきたら、話をうのみにすることなく、一度切って、家族や警察に相談することが肝要だ。

 また、神奈川県内警察署の電話番号の末尾はすべて***0110になっているが、詐欺電話の中には番号を指定して、あたかも警察の番号のようにみせかける手口もある。ディスプレイされた電話番号の末尾が***0110になっていても油断せずに、家族や地元警察に相談を。

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