参議院議員選挙を通じて、「外国人政策」について関心が高まっています。私自身もアメリカの大学を卒業し、文化や言語の違いに苦悩したこともあります。一方、文化や言語を超えた繋がりの大切さも学びました。

　横浜市は１８５９年の開港をきっかけに国際貿易都市として経済発展してきた歴史があります。市は、外国との都市間連携を大切にし、長い年月をかけて相互理解や共生を育んできました。近年では、姉妹都市・ウクライナのオデーサ市と連携し避難民や現地に向けた支援を行っています。

　アフリカ国際会議が今年８月に横浜で開かれました。山中市長は、アントニオ・グテーレス国連事務総長と会談し、「国連機能の誘致に協力していきたい」と話し、市に国際機関の誘致を進めるチームを設けました。

くらしの情報を発信

　南区内には、１万４３６２人（令和７年９月現在）の外国人が在住しています。市では、３番目に多い人数です。地域をまわる中で、ゴミの出し方やマナーなどに対する苦情などの声もあり、生活する上で様々な課題があると感じています。先日、南区在住の外国人の方に「リビングガイダンス」を実施しました。ごみの分別方法、防災・防犯情報、日本のルール・マナー、イベント情報等、日本の暮らしに順応できるような取組です。

　同取組の中には、暮らしの情報だけでなく地域の担い手不足に対応した地域の自治会・町内会や消防団への加入などの案内もありました。今後は、国籍関係なく地域を盛り上げる姿勢が大切です。築いてきた多文化共生の流れをとめることなく、国際都市横浜を発展させてまいります。

高田しゅうへい

横浜市南区宮元町1-21-1-103

TEL:045-353-9004

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