六ツ川の県立横浜国際高校(羽入田眞一校長)がサウジアラビアの国営石油会社「サウジ・アラムコ」から10万ドルの基金提供を受け、その一部が同校でアラビア語を学ぶ生徒に奨学金として渡された。
同校は六ツ川高と外語短大付属高が統合して2008年に開校。外国語学習に力を入れ、英語のほかに学ぶ第2外国語の選択科目に全国の公立高校では初めてアラビア語を導入している。
昨年10月、サウジ・アラムコ側から同校に基金提供の申し入れがあった。同校では基金を活用し、アラビア語やアラブの歴史を学ぶ専用教室を整備。さらに、奨学金制度を創設した。
3月26日に同校で奨学金の贈呈式が行われ、この3月に卒業し、大学に進学する青山ソビアさん、永島奏恵さん、早川紗希さんの3人に同社の東京支社である「サウジ・ペトロリアム・リミテッド」の小池栄樹さんから目録が手渡された。
3人はいずれもアラビア語を使ってあいさつし、「将来は紛争問題に取り組みたい」などと抱負や将来の夢を語っていた。
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