みなとみらいの横浜美術館では展覧会「松井冬子展―世界中の子と友達になれる―」を開催している。
現在、美術界の内外から大きな注目を集めている画家、松井冬子さん(1974年静岡県出身)。油彩画を学んだ後に「日本画」の概念が成立する以前の、日本の古典絵画の技法に表現上の魅力と可能性を見出し、東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻へ入学。今展の副題である「世界中の子と友達になれる」は、学部卒業制作(2002年)の作品名から採られ、痛み、恐怖、狂気、生と死などをテーマに制作を続けてきた松井さんの原点とも言える作品だ。
今展では松井さんの代表的な作品、試行錯誤の繰り返しを伝える下絵、今展のための新作など約100点が並び、その画業の全貌が紹介されている。
7日に講演会
会期中はアーティスト・トークなどの関連イベントも開催される。1月7日(土)午後3時からは、共立女子大学文芸学部の山本聡美准教授が「不浄の肉体をもつ聖女たち―小野小町から松井冬子へ」をテーマに講演。なぜ美女の死体が描かれるのかを考えながら、松井さんの世界を照射する。
会期は3月18日(日)まで。開館時間は午前10時から午後6時(入館は5時30分まで)。木曜休館、観覧料は一般1100円、大学・高校生700円、中学生400円、小学生以下無料。土曜日は高校生以下無料(要学生証・生徒手帳)、障がい者手帳の所有者と介護者(1人)は無料。
問い合わせ同館【電話】045・221・0300、ホームページ(http://www.yaf.or.jp/yma/)で。
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