子どもや大学生が横浜橋通商店街の魅力や課題を見つけ、活性化のための意見を出す「ヘェヘェウォーキング」の発表会が2月16日に行われた。
同商店街は2年前から横浜市立大学の学生と活性化の方策を検討している。今回の「ヘェヘェ―」は、学生のプロジェクトチームが浦舟複合福祉施設内で放課後の活動支援を行う「フリースペースみなみ」を運営するNPO法人教育支援協会と協力。フリースペースに通う小中学生らに商店街を歩いてもらいながら、魅力や問題点を出し、盛り上げるための方法を考えてもらうことを目指した。
1月25日に小中学生6人が商店街を歩き、店主らにインタビューを行った。そこでは「店と買物客の距離が近い」「スーパーにはない楽しさがある」などの感想が出た。それを受け、2月16日は中学生7人と市大生が3グループに分かれて再び商店街を歩き、課題を整理しながら、活性化策を考えた。
「高齢者の場所を」
発表では、商店街の気になる点として、「自転車が歩行者の妨げになっている」「汚れている場所が目立つ」などの厳しい意見が出た。その上で「高齢者が座って食べられる場所を設ける」「全店で使えるポイントカードを作る」などの意見が出された。
発表を聞いた「二見屋刃物店」の内野綾子さんは「自転車や汚れの件は、商店街全体として考えなくてはいけない。今後も子どもや学生の意見を出してほしい」と外部の視点に期待した。
参加した石津愛美さん(永田中3年)は「次は商店街の歴史を知りたい」と商店街の成り立ちや背景にも興味を持っていた。
プロジェクトチームの木尾(このお)貫さんは「商店街の反応を見ながら、どんなことができるかを考えたい」と今後も活性化策を探り、実行に移したいとした。
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