市立平楽中学校(山義明校長)”名物”の組体操が9月26日開催の体育大会の中で披露された。
組体操は2009年に着任した谷嘉徳教諭が翌年から始めた。生徒の意思を確認し、ほかの体育教諭と協力して生徒の安全面に配慮しながら指導を開始。女子を含む3年生に教え始めた。
1人で行う演技に始まり、2人、3人と増やしながら行う体操は、仲間を信頼する心やチームワークを育み、厳しい練習を重ねながら、学年全体が引き締まったという。先輩の演技を見た2年生が翌年「先輩より良いものを」と思い、年々演技の種類が増えていった。
今年は3年生90人が挑戦。夏休み前から指導が始まり、自主的に休日や早朝から練習する生徒もいた。本番では笛に合わせ、機敏で力強く、統率の取れた演技を見せ、終了後は生徒が泣きながら抱き合う光景が見られた。
けがの危険性を考え、組体操を控える学校が増える中、山校長は「組体操から何事もやり遂げられるという気持ちや協力することの大切さを学んでおり、学習意欲の向上につながっている」と話し、今後も名物種目を続けていきたいという。
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