市立永田小学校(原田昌幸校長・児童数513人)が創立50周年を迎え11月15日、式典や祝賀会などの記念事業が行われた。
児童が主体となって行われた「みらいにかがやけ永田小の会」では、全校児童と教職員、地域関係者などが出席。各学年が歌や踊り、学校に向けた感謝の言葉を述べた。
50年の歩みを発表した4年生は、校歌、校章に込められた思いなどを説明。同校の給食を支えてきた製パン業者『かもめパン』の1日の製造量をクイズ形式で紹介するなどし、他学年児童の興味をそそった。
児童と保護者、地域住民が協働し、7千羽の折り鶴で作った「50周年マーク」が披露されると、会場中が大きな拍手で包まれた。
記念事業実行委員会委員長の金子順一さんは「子どもたちに50年の歴史を感じてもらえたようで良かった」と喜び、原田校長は「地域と保護者、子どもと学校が一つになって作り上げる永田の伝統を引き継いでいきたい」と決意を新たにした。
谷を埋めて建設
同校は1959年に井土ヶ谷小学校の分校から始まり、6年後に独立。これまで巣立った卒業生は約5700人に及ぶ。3代目のPTA会長を務め、分校時に子どもが同校に通った金子さんは「谷を埋め立てて学校ができ、びっくりした」と開校当時を振り返る。
木造だった校舎は児童数の増加などにより建て替えが進んだ。72年に新校舎(現在のA棟)が作られ、11年後にはB棟が完成。05年には、登下校する児童の見守り支援などを行う「学援隊」が区内で初めて発足。現在は保護者や地域住民など、約350人の”隊員”がボランティアで農作業や昔遊び体験、戦争の悲劇を伝える特別授業を行い、児童を支援している。
原田校長は「地域の方や歴代校長、卒業生など、多くの方に支えられてきた」と感謝の言葉を述べた。
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