南区版 掲載号:2014年11月27日号
  • googleplus
  • LINE

図書館蔵書 盗難・不明、年間2万冊 有効策なく対応苦慮

社会

 横浜市内の18図書館で所有する約406万冊の蔵書のうち、年間約2万冊が無断持ち出しなどによる所在不明の蔵書として除籍されていることが、定期監査の結果で明らかになった。市教育委員会は解決策の一つとして、ICタグの導入に向けた検討を進めている。

 中央図書館を含めた市内18館のうち、監査対象となったのは鶴見、保土ケ谷、港北、栄の4図書館。2009年から13年の5年間で不明除籍となった図書数は9万5120冊、毎年平均で1万9024冊の図書が消えていることになる。

 各図書館は年1回、特別整理日を設け、図書の整理を行っている。盗難などの所在不明図書は、把握してから3年が経過すると、図書館のデータシステムから除籍される。貸し出し後、未返却となった図書は不明除籍に含まれていない。

 所在不明の主な原因は不正持ち出しで「不明となる本の多くは、よく読まれている文庫や小説、実用書」と中央図書館企画運営課の海老原浩志係長は話す。

 今回、監査対象となった鶴見図書館は、ほかの3館に比べて不明除籍図書の比率が高い。これは、同館が貸出窓口を通らずに館内に出入りすることができるなど、建物の構造上の問題が大きいと考えられる。その場合は、図書を書庫入れやカウンター置きにしたり、職員が直接受け渡しを行うなどの工夫もしているという。また、05年ごろから防犯カメラと防犯ミラーの設置を始め、昨年までに18館全館にどちらかが取り付けられている。さらに、死角をカバーするため、職員による巡回も開始している。加えて、利用マナーを呼びかける啓発ポスターを掲示し、対策を講じてきた。

ICタグ導入検討

 こうした対応のほか、市が現在検討を進めているのがICタグだ。すでに全国で導入されている図書館があることから、今年度の市教育振興基本計画で初めて、ICタグの導入に向けた検討を進めることが決まっている。ただ、導入には数億円の経費と膨大な時間を要するなど、課題も多い。海老原係長は「図書館はサービス向上も課題の一つ。所在不明図書の防止だけではなく、付加的な部分も含めて今後、導入を検討していく」と話している。

駅直結!桜木町ぴおシティ

おかげさまで50周年!3月29日~4月8日、ガラポン抽選会や半額セールを開催

http://www.piocity.com/

<PR>

南区版のトップニュース最新6件

「はれのひ」被害者へ歌う

南区出身・声優松本梨香さん

「はれのひ」被害者へ歌う

3月29日号

空き家活用へ窓口設置

井土ヶ谷太陽住建

空き家活用へ窓口設置

3月29日号

徘徊者をGPSで捜す

六ツ川地区

徘徊者をGPSで捜す

3月22日号

水道料金値上げを検討

横浜市

水道料金値上げを検討

3月22日号

太鼓響かせ被災地支援

中国人から料理学ぶ

中村小

中国人から料理学ぶ

3月15日号

南区版の関連リンク

あっとほーむデスク

南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ビブリオバトル体験

ビブリオバトル体験

永田地区センター 本紹介で交流

4月8日~4月8日

南区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2018年4月2日号

お問い合わせ

外部リンク