中里の大型スポーツクラブ「ビッグ・エスサンウェイ横浜」が来年３月末で閉店することが、12月５日に同所のホームページで発表された。



　同所を運営する株式会社 ザ・ビッグスポーツ＝本社・大阪市＝は閉店理由について「建物の老朽化などが理由。会員様の安全を考慮した」と説明。会員からは「『閉めてほしくない』と言った悲しみの声を多くいただいている」という。



　１９７３年に開業した同所。５階建ての建物にトレーニングマシンが並ぶジムやプール、ダンススタジオなどを完備。約２７００人が会員登録し、40年以上にわたって地元住民のスポーツライフを支えた。30年利用する女性会員は、「広々と泳ぎやすいプールが好きだった。寂しいが仕方ない」と話し、現在は他のスポーツ施設を探しているという。



　同所の小野敏正支配人はホームページで「施設の老朽化が進み、営業を継続するのはきわめて困難な状況となり、営業継続を断念」とし、「3月31日までは、今までどおり会員様にご満足いただけるサービスを提供してまいる所存です」とコメント。ザ・ビッグスポーツによると、跡地利用に関しては現時点で決まっていないという。